【MLB・スプリングトレーニング】ドジャース−レッズ(3月8日・日本時間9日/グレンデール)
MLB・スプリングトレーニング、ロサンゼルス・ドジャース対シンシナティ・レッズとの一戦に、かつてNPBの北海道日本ハムや福岡ソフトバンクでも活躍し、今季からレッズでプレーするニック・マルティネスが先発登板。ドジャース・大谷翔平との“元・ハム戦士対決”を制したほか、ドジャース打線から3者連続三振を奪うなど、圧巻の投球を披露、日本の野球ファンからも注目を集めている。
レッズの先発としてマウンドに上ったマルティネスは、ドジャース打線に対し、初回からテンポの良い投球で臨む。1番・ベッツをセンターフライに打ち取って簡単に1死を奪うと、続く大谷はレフトフライに打ち取り、あっさりと2死に。そして3番フレディ・フリーマンからは空振り三振を奪うという、上々の立ち上がりとなった。そして、2回には、テオスカー・ヘルナンデスから始まる中軸を、なんと3者連続三振に。結局、マルティネスは降雨で試合中止となるまで、4回を投げて一人の走者も出さない完璧な投球を披露。スプリングトレーニングであるとはいえ、今季の強力なドジャース打線を、完全に沈黙させたことで、レッズファンを大いに喜ばせることとなった。
こうしたマルチネスの好投に、米国のファンはもとより、NPB時代を知る日本のファンからも視線が集中。ネット上には「まさかのノーノーペースじゃねえかw」「ファーwww」「どう考えても今年のエースやんけ」「こいつはシーズン入ってからも要注意や」「一瞬、広島に入ったんかと思ったらレッズかよ」といった様々な声が寄せられることとなった。
MLB入りした大谷と入れ替わるように、2018年から日本ハム入りを果たしたマルチネスは、NPBでの3シーズンで、21勝をマーク。MLB復帰後の2022年・2023年は、サンティエゴ・パドレスでプレーし、2シーズンで10勝8勝9セーブ、23ホールドをマークするなど、安定した活躍ぶりを見せているが、昨オフにレッズと2年2600万ドル(約39億円)の大型契約を締結。今季は先発ローテでの活躍も期待されている。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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