【MLB・スプリングトレーニング】ドジャース12－1ダイヤモンドバックス（3月10日・日本時間11日／グレンデール）
ドジャースの大谷翔平投手がスプリングトレーニング・ダイヤモンドバックス戦に「2番・DH」でスタメン出場。6回の第4打席でタイムリーツーベースを放った。鋭いライナーでライト線に落ちるとあっという間にフェンスまで達する強烈な打球だったが、大谷はベンチで笑顔を見せつつ、少し物足りないといった様子も見せていた。
この日のドジャースはフリーマンの2ランやテイラーの満塁ホームランなど、初回から打者一巡の猛攻を見せ試合を優位に進めるる。その後もヒットを重ね追加点を挙げるも、大谷は4回の第3打席を終えて2打数無安打1四球とヒットが出ていなかった。これまでのオープン戦では出場した5試合すべてで3打席で退いていた大谷だったが、この日はドジャース移籍後初めて4打席目を迎える。
すると大谷は代わったばかりのネルソンの初球を叩き、弾丸ライナーでライトに運ぶタイムリーツーベース。観客が総立ちで大歓声を送るなか、大谷はここでベンチへ下がっていった。
前の試合でタイムリーを含む2安打を放っているとはいえ、3日（同4日）にスリーベースを打ってからしばらく長打がなかった大谷。この日は“泣きの4打席目”できっちりツーベースを放ち結果を出してみせたが、本人としてはまだまだ物足りないよう。ベンチで仲間とハイタッチを交わし、安堵の笑顔を見せた一方で、手を動かしながら打撃を振り返るような仕草をしつつ、一瞬不満げな表情を見せる瞬間もあった。
とはいえ、ここまでオープン戦6試合で15打数8安打で打率.533、1本塁打7打点というのは手術による欠場明けのシーズンとしては順調すぎるくらいだろう。状態がいいからこそ、ホームランにならないもどかしさもあるのかもしれない。大谷が打たなくてもいくらでも仲間が打つチームではあるが、大谷の一発をファンも心待ちにしている。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
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