この1勝を東北のために 使命に燃えた伊達男・佐々木寿人、ファンへ勇気与える会心トップ 「元気づけられたらいいな」/麻雀・Mリーグ
【映像】佐々木寿人は東北のファンに向けて力強いメッセージ

 いつもより大きく振りかぶって決めポーズ。勝ちたい気持ちはこのシーンに集約されていた。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」3月11日の第2試合は東北出身のKONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)がトップで個人6勝目を獲得した。

【映像】佐々木寿人は東北のファンに向けて力強いメッセージ

 試合は起家からセガサミーフェニックス・魚谷侑未(連盟)、佐々木、赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)、KADOKAWAサクラナイツ岡田紗佳(連盟)の並びでスタートした。佐々木は微差のラス目で迎えた東4局、岡田から満貫をアガって反撃のエンジンがかかる。南1局は魚谷のリーチに危険牌を切り飛ばし、ペン7筒の一盃口・ドラをテンパイ。ここはダマテンの慎重策を選び、そのままツモアガリで4000点を獲得。供託の2000点と併せて大きな収入となった。試合後、佐々木はこのダマテンを悔やんだが、解説の藤崎智(連盟)は「バケモンだよね」と賛辞を送っていた。

 南2局の親番は先制リーチ。リーチ・ツモで3000点を加点し、このリードを活かして逃げ切った。試合時間はおよそ50分、魔王の復調がうかがえる高速ゲームだった。試合後は大きく腕を振って“がらくたポーズ”。「今日はもう、うれしい!」と喜びを口にした。2月15日以来、およそ1カ月ぶりとなったトップは「だいぶポイントも下がっているというか、落ち込んできている。感触はそんなに良くない」としながらも「ここで踏みとどまった感じがあったので、それは良かった」と手応えもあったようだった。

 試合前、同郷の藤崎と顔を合わせた際に「トップが取れそう」と思ったと明かし、その理由として「3月11日は我々東北人にとっては特別な日。元気づけられたらいいなと思いながらやっていた」と語った。最後に「トップ取れて、本当に良かったです!残り10戦、必死に頑張ってまいりますので、応援よろしくお願いします」と告げて頭を下げると、勝つべき日に勝った伊達男へ「最高だぜ」「東北魂をありがとうございました!!」「やっぱ思いあるんやな」「トップお見事でした!」と次々にコメントが投稿されていた。

【第2試合結果】

1着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)3万7800点/+57.8
2着 赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)2万5900点/+5.9
3着 セガサミーフェニックス・魚谷侑未(連盟) 2万4300点/▲15.7
4着 KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)1万2000点/▲48.0

【3月11日終了時点での成績】

1位 U-NEXT Pirates +526.6(86/96)
2位 赤坂ドリブンズ +452.2(88/96)
3位 KADOKAWAサクラナイツ +283.3(86/96)
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +143.7(86/96)
5位 渋谷ABEMAS +99.4(86/96)
6位 BEAST Japanext ▲331.2(86/96)
7位 EX風林火山 ▲344.3(86/96)
8位 TEAM雷電 ▲407.2(86/96)
9位 セガサミーフェニックス ▲422.5(86/96)

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

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Mリーグ 配信情報まとめ
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