【写真・画像】 1枚目
【映像】剛腕炸裂!松ヶ瀬、勝利を決めた倍満ツモ

 剛腕が復活した。3月12日、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」の第1試合では、EX風林火山の松ヶ瀬隆弥(RMU)が登板。2連続で高打点を叩き出し、チームに価値あるトップを持ち帰った。

【映像】剛腕炸裂!松ヶ瀬、勝利を決めた倍満ツモ

 ここまで個人成績は36人中最下位。大幅プラスを稼いだ2021-22シーズン、2022-23シーズンとは打って変わり、今期は苦戦を強いられている。だが、前々回にトップを取ると、前回は2着。調子を取り戻しつつある。当試合は起家からTEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)、渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)、松ヶ瀬、U-NEXT Pirates・仲林圭(協会)の並びでスタート。東1局は日向が3200点、テンパイ流局で迎えた東3局1本場は仲林が満貫・8000点(+300点)をアガった。

 繊細なる超巨砲が動いたのは東4局だ。瀬戸熊が1・4・7索の三面張で構える中、リーチをかけて次巡に成就。リーチ・一発・ツモ・平和・裏ドラの満貫・8000点を獲得した。「無理することなく、テンパイに辿り着けた。しかも、5索を暗刻にして確定の三暗刻。これだったら勝負になる」。南1局では、「不安材料は五・八万が1枚も見えていなかった。大分、持たれているのかなと思ったんですけど、そこはもう、行くしかないんで」と、仲林がポンを重ねるのを横目に、五・八万待ちでリーチ。これを見事にハイテイ牌で引き寄せると、なんと裏ドラを3つ乗せてリーチ・ツモ・ハイテイ・三暗刻。裏ドラ3の倍満・1万6000点を奪取した。

 そのまま試合会場をチームカラーに染めた松ヶ瀬は、「復活したかどうかはわからないですけど、自分らしく打てている」と納得の表情。「今までチームにマイナスポイントを出しちゃったので、その分、残りの試合は全力で行って、全部トップを取るつもり」と宣言した。「今日も何とかトップを取り、ボーダーの6位の位置にいることができていますけど、まだ油断はできないですし、残りの9試合、全部トップを取るつもりでチーム一丸となって頑張りますので、応援よろしくお願いします」。史上最も過酷なサバイバル戦の中、ついに“山”が動いた。

【第1試合結果】

1着 EX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU)3万9100点/+59.1
2着 U-NEXT Pirates・仲林圭(協会)2万1700点/+1.7
3着 渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)2万500点/▲19.5
4着 TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)1万8700点/▲41.3

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

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