【MLB・スプリングトレーニング】ドジャース－マリナーズ（3月13日・日本時間14日／グレンデール）
ドジャースの山本由伸投手が、オープン戦3試合目の先発マウンドに上がり、4回2/3を投げ8安打4失点、毎回の7奪三振だった。3月21日に韓国で行われるパドレスとの開幕第2戦に先発することが決まっている山本だが、メジャーデビューへの最終調整で、成果と課題を残すマウンドとなった。
開幕2戦目の先発に向けてラスト調整となった今回は、いきなりの奪三振ショーだった。1回に先頭のクロフォードをストレートで見逃しの三振に仕留めると、2番のロドリゲスは鋭く落ちるカーブで空振り三振。さらに3番のポランコはスプリットと、全て異なる球種で三振を奪って見せた。
2回は先頭打者を平凡なサードフライに打ち取ると5番ハニガーからもカーブで空振り三振。2死から四球を出すものの後続をあっさり打ち取った。
3回も山本は絶好調。先頭のトランメルからこの日早くも5つ目の三振を奪うと、大きなレフトフライを打たれた後、クロフォードにはレフト前へ初のヒットを許すも、ロドリゲスをレフトフライに仕留めた。
4回は先頭のポランコに高めに浮いたところをライト前に弾き返され、この試合初の無死での走者を背負った。続くガーバーにもライト前ヒット、さらにハニガーにもライト前ヒットと3連打を浴びて無死満塁のピンチを招くと、フランスにはセンター前に弾き返され4連打で2点を失った。ここから山本はロハスをスプリットで空振り三振。トランメルには大きなセンターフライを打たれヒヤリとしたが、ザバラもライトフライに仕留めて切り抜けた。
予定されていた5回のマウンドに上がると、先頭のクロフォードにレフト前ヒットを打たれて、またも先頭打者を走者に出す展開に。マリナーズの主砲・ロドリゲスとの対戦ではピッチクロック違反でボールを取られると、ライト前ヒットを許した。その後、暴投で無死二、三塁のピンチを招くもポランコはカーブで空振り三振。しかし続くガーバーにレフト線への2点タイムリー二塁打を浴びた。ハニガーはショートゴロに打ち取ったが、ここで降板した。
投手としては最高額となる12年3億2500万ドル（約488億円）という超大型契約を結んだだけに、周囲は期待とともに厳しい視線も投げてくる。全てのプレッシャーを跳ね除けて、契約に見合った投手だったと証明するには、自分の右腕を信じるのみだ。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
（C）aflo
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