【スーパーフォーミュラ】第1戦(決勝・3月10日/鈴鹿サーキット)
日本最速を競う舞台で同じチームのドライバー同士がバチバチバトルを展開。感情を剥き出しの白熱したシーンにサーキットが熱狂するひと幕があった。
スーパーフォーミュラでは、各車の白熱したバトルが見どころだが、そのバトルが同じチーム内で起こることもある。開幕戦では、DOCOMO TEAM DANDELION RACING の牧野任祐と太田格之進がバチバチのバトルを展開。観客もその容赦ないバトルに熱狂した。
2周目に、KONDO RACINGの小高一斗とITOCHU ENEX TEAM IMPULの国本雄資がS字で接触し、セーフティカーが導入。その解除直後、各車の距離が詰まっているタイミングで、6番手を走っている牧野に対し、直後を走っていた太田がオーバーテイクを仕掛けた。
太田が一時的にエンジンの出力を上げるオーバーテイクシステム(OTS)を使いシケインから最終コーナーで並びかけると、牧野も同じくOTSを使って応戦。結局1コーナーを牧野が抑え、牧野に軍配が上がった。
しかし、13周目にもまた同じバトルが勃発。今度は牧野が後ろから追いかけるシチュエーションになり、シケインで牧野が太田のインに飛び込むと、スペースを無くした太田がコース外へと飛び出し、シケインをショートカットする形で牧野の前へと復帰。その強気な攻めを見て、太田は無線で「今のはなしでしょ!」と訴えた。その後、両者には白黒旗が提示されたが、ポジションの入れ替えやペナルティはなかった。
チームメート同士のサイドバイサイドのバトルに、視聴者も「バチバチが過ぎる」「豪快なショートカットだなw」「マリオカート並の」「あたったやろ」「チーム同士でこれはええんか」などとコメント欄で盛り上がっていた。
(ABEMA『スーパーフォーミュラ2023』/(C)JRP)