＜大相撲三月場所＞◇十日目◇19日◇大阪・エディオンアリーナ
幕下二十二枚目・吉井（時津風）が幕下二十三枚目・魁勝（浅香山）を寄り切りで下した一番。黒星を喫した魁勝だが、悔しい敗戦の直後でも気持ちのこもった丁寧なお辞儀を披露。「ぺっこり90度」「いいお辞儀すてき」と称賛を集める一幕があった。
以前より花道で丁寧なお辞儀を披露し、その礼儀正しさが好感を生んできた魁勝。十日目の取組では立ち合い圧力をかけてぶつかった吉井にそのまま寄り切られ、惜しくも2敗目となる黒星を喫した。勝負には敗れた魁勝だったが、取組後、土俵を降りると花道を下がる際に深々と頭を下げる丁寧な礼を披露した。勝った吉井は4勝目を挙げて今場所勝ち越しを決めた。
大相撲の基本として重要な礼儀作法。“礼に始まり礼に終わる”と言われる一方で、特に敗れた後は礼がおろそかにされることも少なくない。そんななか、丁寧なお辞儀を欠かさない魁勝には「これが礼」「ぺっこり90度」「礼儀正しい 萌えた」「いいお辞儀すてき」とファンから賛辞が相次いで寄せられた。（ABEMA／大相撲チャンネル）
