【MLB】パドレス2−5ドジャース(3月20日/ソウル)
韓国・高尺スカイドームで行われたサンディエゴ・パドレス対ロサンゼルス・ドジャースの開幕戦で、ドジャース・大谷翔平が、今季初安打をマーク。その出塁後、今度は驚くべきスピードで二塁盗塁を決め、野球ファンを大いに沸かせることとなった。
第1打席は、パドレス先発・ダルビッシュにショートゴロを打たされ、初安打がお預けの状態となっていた大谷だが、3回、2死走者なしの場面で迎えた第2打席では、カウント2-2からの5球目、ボール気味に投じられた外角高めのシンカーを振り抜き、力でライト前へと運ぶ豪快な一打に。これで今季初安打をマークすると、3番フリーマンの打席、その初球にすかさずスタートを切ると、“爆速”ともいえる激走で、二塁盗塁に成功。二塁到達までの速度はもとより、ダルビッシュのモーションを完全に盗んだ上での好スタートという、走塁技術の光る盗塁成功となったことから、ネット上の野球ファンからは「いくらなんでもこれは速すぎるわwww」「みっちり走塁練習したとか聞いたけどホントだったんやな」「完全にこれは走り谷さん」「いつからこんなに完璧にモーション盗めるようになったんだ?」「これは50本塁打50盗塁あるで!」といった様々な声が巻き起こることとなった。
なお、昨季までとは異なり、今季はリードを取る際に右足を少し後ろに引いた状態で構えているという大谷だが、日米通算279盗塁をマークした元・MLBプレーヤーの川﨑宗則氏によると、このスタイルの方が、牽制の際にやや帰塁しづらくなるというデメリットはあるものの、スムーズにスタートが切りやすく、より積極的な走塁が可能となるのだという。また、川﨑氏によれば、最大のデメリットである牽制死のリスクについても、「メジャーの牽制が2回までしかできないというルールもあったりして、ピッチャーはどんどんどんどんバッターの方に勝負に行ってるんで。どっちかっていうと翔平さんはそれがわかった上で、牽制は少ないと。今シーズン。だったら少しでも勝負をかけて、こっち(※進塁:帰塁の意識を)7:3にして、盗塁を仕掛けていく(というスタイル)」(『ABEMAスポーツタイム』3月17日放送)と、牽制の回数制限が設けられている分、リスクが軽減されているのだという。そうしたことから、今季、大谷は盗塁を積極的に狙う可能性があるのだというが、そうした意味でいえば、この試合でマークした今季の初盗塁は、大谷の“走塁の進化”の一端を垣間見せたものであるといえそうだ。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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