【MLB】パドレス2-5ドジャース(3月20日/ソウル)
ファウルではあったが、観客の度肝を抜くには十分だった。ドジャースの大谷翔平投手が「2番・DH」でスタメン出場したパドレスとの開幕戦で、ダルビッシュ有投手との“夢の対決”が実現。その2打席目で鋭い当たりのヒットを放ち、シーズン初安打を記録した。弾丸ライナーでのライト前ヒットに球場は沸いたが、その直前に大谷が見せた特大ファールは、ヒット以上にファンに衝撃を与えるものとなった。
日米通じてダルビッシュと初の対決となった1回の第1打席は、大谷はショートゴロ。普通の打者であればダブルプレーコースという当たりに快足で一塁セーフをもぎ取り、見せ場を作ると、注目の第2打席は3回、2死走者なしの場面で回ってきた。ダルビッシュは初球からインコースにストレートを放り真っ向勝負。続く2球目は内角低めのボール球でカウントは1-1となった。
そして3球目、ダルビッシュはキャッチャーが内角高めに構えたグラブめがけ91.6マイル(時速約147.4キロ)のカットボールを投げ込むと、大谷もこれをフルスイング。すさまじい当たりに打った瞬間、球場にはどよめきにも似た歓声が巻き起こったが、打球はライトポールのはるか上に消えていくファウルとなった。
ドーム球場の内壁部分を直撃する特大ファウルに、解説の西岡剛氏も「うわぉ……やばい…」「めちゃくちゃ飛んでるよ」と驚きっぱなし。中継の表示では打球速度は119.2マイル(時速約191.8キロ)と驚きの数字を示していた。これは2022年に放った打球速度自己最速のツーベースで記録した119.1マイル(191.7キロ)を上回る数字。ファウルだったため記録には残らないが、故障明けの開幕戦で早くも全開のところを見せつけた。今季は打者に専念することもあり、大谷はとてつもない記録を残すかもしれない。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
■大谷翔平 人気記事
・ドジャース(大谷翔平所属)試合日程・時間・放送予定 【2024シーズン】
・大谷翔平 成績・打席結果【2024シーズン】
・大谷翔平 ホームラン成績【2024シーズン】
・ドジャース大谷翔平 年俸推移・予想
・大谷翔平の速報・今日のニュースを見る
■Pick Up
・嫌われない広告とは?「ABEMA」のスポーツ×広告事例から紐解く
・スポーツコンテンツに適したの“ライブ特化型広告”って何?
・槙野智章氏と考える「スポーツ×マーケティング」の可能性