熱戦の末、突然ガクッと崩れ落ちた力士…予想外の幕切れに館内騒然キレが鋭すぎる決まり手に敗れた力士も呆然

＜大相撲三月場所＞◇十三日目◇22日◇大阪・エディオンアリーナ

　十両十一枚目・欧勝海（鳴戸）と十両十三枚目・天空海（立浪）が1分を超える大熱戦を繰り広げたが、その幕切れは思わぬ形で訪れた。欧勝海が切れ味鋭い引き技を繰り出すと天空海が「オゥ！」と呻き声を上げながらガクッと崩れ落ちる。その様子に館内は騒然となり視聴者も「あああ、崩れた」「膝カックンなった」と驚嘆した。

【映像】キレ味鋭い「妙技」が招いた予想外の結末

　立ち合い圧力をかけて当たったのは天空海。対する欧勝海は左に動いて左上手を取ると、両者右四つの体勢に。そこから胸を合わせてがっぷり四つに組んだ攻防戦を繰り広げた。互いに譲らない力勝負に、客席からは自然と拍手も沸き起こった。

　ややこう着状態に陥ったが、欧勝海の上手が切れたあと、頭をつけた天空海が蹴返しに出るも失敗。逆に欧勝海がすかさず切れ味の鋭い引き落としを決めた。一瞬の出来事に館内騒然。天空海は右足がガクッと崩れて思わず「オゥ！」と呻き声を上げて呆然とした様子になっていた。勝った欧勝海は6勝目。敗れた天空海は7敗目を喫した。

　1分14秒にもわたる大熱戦をキレのある技で制した欧勝海。ABEMAの視聴者からは「あああ、崩れた」「膝カックンなった」「脱力」「膝くだけ」と驚嘆の声が相次いで寄せられた。（ABEMA／大相撲チャンネル）