【MLB・スプリングトレーニング】ドジャース0-6エンゼルス(3月25日・日本時間26日/ロサンゼルス)
今、世界のプロスポーツ選手で最も心配され、笑顔が期待されているのだろうドジャースの大谷翔平投手。元通訳の違法賭博疑惑によって、自身も声明を出す事態となり、国内のニュースも野球のプレーどころではないといった雰囲気。ただ当の本人はグラウンドの中に入れば普段通り。試合中、元同僚からの一言に塁上で爆笑するという、ファンにとってはうれしいプレゼントが贈られた。
先週、ショッキングな事態に巻き込まれる形になった大谷は、この1週間、野球以外のところで大きな注目を集め、また各種メディアに様々な情報を発信されることになった。それでも本人の口からコメントが発せられたことで、ひとまず3月28日(日本時間29日)の本拠地開幕戦に向けては、野球に集中する環境がようやく整いそうだ。
なかなか胸中穏やかとはいかない大谷だが、それを癒やしたのが昨年まで所属していたエンゼルスの選手たち。前日には盟友トラウトと熱いハグをかわし、共にマウンドを守ってきた投手陣たちとも談笑するシーンがあったが、この日の試合では塁上で大笑いする瞬間もあった。
5回の第3打席、デトマーズから顔面すれすれを通過するボールを避けながら四球を得ると、そのまま一塁へ。ファーストには昨シーズン、エンゼルスでメジャーデビューを果たしたシャヌエルがいた。びっくりした表情を浮かべて一塁にやってきた大谷は、俊足で二盗を狙うかという構えを見せると、デトマーズがすかさず牽制。ボールを受けたシャヌエルは、優しく大谷にポンッとタッチした。
大谷の笑いのツボを刺激したと思われるのは、この後だ。何やら一言かけると、大谷は最近なかなか見せなかったような顔で爆笑。この様子にシャヌエルも一緒に笑うことになった。ファンからは「楽しそう安心した」「いい笑顔だぁ」といった反響が続々と寄せられることになったが、やはり大谷はグラウンドで全力プレーをし、喜び笑うのが似合う永遠の“野球少年”。雑音を振り払って、残り1試合となった開幕戦前の実戦でさらに状態を上げていく。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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