【MLB】ツインズ2−4ドジャース(4月8日・日本時間9日/ミネアポリス)
エンゼルス時代には見られなかった光景がドジャースの強さの秘密なのかもしれない。大谷翔平投手が「2番・DH」でスタメン出場したツインズ戦で、ホームランを打ったアウトマンがベンチに戻ると大谷らと情報交換するような場面があった。その直後に大谷も3号アーチを放つと、ベンチでアウトマンは自分が打ったとき以上に笑顔を見せていた。
メジャー2年目の昨季、151試合出場とドジャースのセンターに定着したアウトマン。23本塁打は昨季ルーキー資格者の中で3番目に多いという若手注目株だ。この日先発出場したアウトマンは、2-2と同点で迎えた7回、3度目のバッターボックスに入る。ここまで空振り三振2つと結果が出ていなかったが、ツインズ3番手ジャクソンを捉えた当たりはライトスタンドへ。今季初アーチが貴重な勝ち越し弾となった。
値千金の1号ソロを放ったアウトマンだが、控えめな性格なのかベンチに戻っても充実した表情は浮かべるものの派手な喜び方は見せない。逆に祝福しようと近寄った大谷のほうが嬉しそうに笑っていた。
その後、ベンチでアウトマンが大谷に対し相手投手の球種などについて情報交換するように身振り手振りを交えて何かを話す様子が捉えられていた。そこにテオスカー・ヘルナンデスやフリーマンらも加わり熱心に話し込むと、解説を務めたAKI猪瀬氏は「こういうシーンはエンゼルスには本当になかった」と昨年まで大谷が所属したエンゼルスを述懐。「コミュニケーションがよくとれていて、チームとして相手に立ち向かっていく姿勢が見られる」とドジャースを評した。
そしてその成果がすぐに現れる。この回打席に入った大谷が、見事に3号アーチを放ったのだ。ダイヤモンドを1周しベンチに戻った大谷はチームメイトと笑顔でハイタッチを交わすが、もちろんその中にはアウトマンの姿もあった。大谷に祝福の声をかけると、アウトマンの顔には自身がホームランを放ったときとは比べ物にならないほど満面の笑みが浮かんでいた。
この様子に視聴者も「アウトマンの笑顔が嬉しい」「アウトマンも嬉しそう」「みんなニコニコ」と反応。大谷の1発はアウトマンにとっても、自分が共有した情報がさっそく役に立って嬉しいといったところだったのではないだろうか。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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