王者・渋谷ABEMASに訪れた窮地 6年連続ファイナルへ試練の道/麻雀・Mリーグ
【中継】王者・渋谷ABEMAS、窮地を脱するか!?

 Mリーグ機構は、「朝日新聞Mリーグ2023-24」セミファイナルシリーズ4月18日の第1試合に出場する4選手を発表した。昨年王者の渋谷ABEMASだが、急激にポイントを減らして現在最下位の6位に。リーグ初の連覇はもちろん、発足から5年間守り続けてきたファイナルシリーズ進出が危ぶまれている。セミファイナルも今日で折り返し。踏ん張りどころだ。

【中継】王者・渋谷ABEMAS、窮地を脱するか!?

 渋谷ABEMASはリーグ1年目から毎年ファイナルに進出し、昨年ついに初優勝を達成。チームとしては“新章”に入るようなシーズンだった。レギュラーシーズンは、なんとか6位で突破。セミファイナルに入ってすぐにポイントを伸ばし、一時は2位まで浮上したが、気づけば▲95.8で最下位。これ以上の失点は、いよいよ脂汗が出る。自ら流れを悪くしたと反省するリーダー多井隆晴(RMU)が、自分で蒔いた種を刈り取りに行く。

 他チームからすれば、間違いなく地力はある渋谷ABEMASにはこのまま眠っていてほしところ。ボーダーライン上の4位にいる赤坂ドリブンズは、特にそう思うところだ。現在、5位のKONAMI麻雀格闘倶楽部にも96ポイント差をつけており、さらに広げられれば直接対決が残っていてもそれほど慌てずに済む。今シーズン、ようやく復活した感がある鈴木たろう(最高位戦)が、長年戦ってきた多井に引導を渡すか。

 リーグ3位のKADOKAWAサクラナイツは、やはり勝負強い。昨シーズンこそレギュラーシーズンで敗退したが、それまではファイナルの常連で優勝経験もあるチーム。短期決戦に入り、要所でポイントを積み上げて上位グループにしっかりと加わっている。岡田紗佳(連盟)は、レギュラーシーズン突破の立役者。芸能界でも大人気のモデル・タレント雀士が、ファン待望のダブルピースを見せつける。

 EX風林火山は怒涛のラッシュで2位に浮上。もうひと伸ばしできれば、いよいよファイナル進出はかなり安泰と言えるところまで来る。短期決戦こそ、いかに混戦にせず縦長の展開にできるかが重要。二階堂瑠美(連盟)は展開に余裕があれば、渋谷ABEMASを狙うような戦略も取るかもしれない。

【4月18日第1試合】※成績はレギュラーシーズン

赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)個人7位 +211.2
EX風林火山・二階堂瑠美(連盟)個人18位 ▲18.8
KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)個人6位 +212.0
渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)個人13位 +30.6

【4月16日終了時点での成績】

1位 U-NEXT Pirates +368.7(8/20)
2位 EX風林火山 +218.0(8/20)
3位 KADOKAWAサクラナイツ +167.9(8/20)
4位 赤坂ドリブンズ +91.0(8/20)
5位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲5.5(8/20)
6位 渋谷ABEMAS ▲95.8(8/20)

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

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