【スーパーGT】第1戦(決勝4月14日/岡山国際サーキット)
GT500とGT300の混走状態でコーナーに進入した白熱のバトルが思わぬ幕切れに。スーパーGTならではの熱戦が接触で決し、騒然となるシーンがあった。
2024年のスーパーGT 開幕戦決勝、64周目にGT300クラスで激しいバトルが繰り広げられた。"レッドマンコーナー”と“ホッブスコーナー”と呼ばれる連続ヘアピンで、8位のマッハ車検(#5 エアバスター MC86 マッハ号)と9位のSUBARU(#61 BRZ R&D SPORT)がしのぎを削り合う。そこに、クラスが異なるGT500のWedsSport(#19 ADVAN GR Supra)も接近し、3台が数珠つなぎ状態となった。
しかし、この激戦は61号車が5号車に追突する予想外の結末を迎えた。
追突された5号車は半回転スピンし、コースアウト。コース復帰を試みたものの、縁石に乗り上げてストップしまう。このアクシデントによって追い越しを禁止するフルコースイエローが出された。
5号車はレースに復帰できたものの、大幅なタイムロスを被ったことで、8位から順位を大きく下げ、22位でフィニッシュ。入賞を逃すこととなった。
また、この接触で61号車にはピットレーンを制限速度で通過する「ドライブスルーペナルティ」が課され、さらにタービンがブローするマシントラブルも発生。61号車は白煙を上げながらガレージに戻り、リタイアとなってしまった。
この展開にファンも思わず「誰も救われない」「悲しい…」など、白熱バトルの結末を嘆く声があがった。
(ABEMA『ABEMA SUPER GT ダイジェスト』/(C)GTアソシエイション)