大谷翔平は“見えている”余裕たっぷりにボールを見逃す「確信リアクション」際どいコースも判断バッチリ
【映像】それはボール!大谷の見極めリアクション

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【MLB】ドジャース4ー6メッツ(4月20日・日本時間21日/ロサンゼルス)

 ドジャース大谷翔平投手の選球眼に磨きがかかり始めている。メッツとの試合では6試合連続安打となるライトへの二塁打を放ったが、注目すべきは3つ選んだ四球。際どいコースでも確信を持って見極めたことで、相手投手のプレッシャーを与えており、ファンからも「よく見た」「それでいい」「選球眼ナイス」という声が飛んでいる。

【映像】それはボール!大谷の見極めリアクション

 打者が不調時に陥りやすいのが、ボール球に手を出すこと。大谷も得点圏打率が1割を切ったことで、ロバーツ監督からも苦言を呈されたり、アドバイスを受けたりということが増えている。特に大谷の場合、走者がいない状況ではじっくりとボールを見極めるが、チャンスでは少し気合が入りすぎるのか、自身の感覚よりもストライクゾーンと思える範囲が広がってしまい、つい打ち急いでしまうという。

 このアドバイスをすぐに反映できるのが、大谷というアスリート。きっちりとストライク・ボールの見極めを心がけ、慌てて打ちに行かないように努めると、途端に出塁率がアップ。この試合では第1打席、第2打席、第5打席と、相手投手が長打を警戒してボールから入ってくるところに手を出さず、打者有利のカウントを招くと、さらに投げにくくなった投手がギリギリのコースでストライクを取ろうとする状況を生み出した。

 ここで大谷が見せたのが「確信リアクション」。捕手がミットにボールを収める前に跳ねるように一塁へと向かう仕草だ。不調時ではこれがストライクと取られ、球審に対してもあまり印象がよくないケースにもなるが、しっかりと見極めをした上でのリアクションだけに、相手バッテリーからすれば「振ってくれないな…」と気分も沈むところ。豪快ないスイングも魅力の大谷だが、なかなか振ってくれないというプレッシャーもまた、相手投手を苦しめる。
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