4月20日にエスコンフィールドHOKKAIDOで行われた北海道日本ハムファイターズ対千葉ロッテマリーンズの一戦で、7奪三振の好投で初完封を飾るなど、フォーム変更を機に急速に頭角をあらわし、早くも貴重な先発となりつつある日本ハム・北山亘基。
そんな北山といえば、今季からロサンゼルス・ドジャースでプレーする山本由伸にフォームが似ているとしばしば話題となるが、そうした点を踏まえる形で“北山の新フォーム”について開幕前のキャンプで本人に直撃した。
4月26日放送のABEMAの野球番組『バズ!パ・リーグ』では、番組司会の辻歩アナウンサーが、春季キャンプ取材時に北山を直撃した際のVTRを紹介。その映像の中で北山は、「(今季のフォームは)山本由伸投手っぽい雰囲気ですけど、意識されている部分とかは?」と訊ねられると、「真似しているわけではないんですけども」と、単なる“山本のモノマネ”ではないとした上で、「お世話になっている自主トレ先のところが一緒ということもあって、今行っているトレーニングだったり、エクササイズが同じなので」と、山本と同じところで自主トレをやっている関係上、トレーニングやエクササイズなどで共通する部分があることで、結果として“山本似”のフォームに行き着いたことを説明。しかし、「実際すごい投手の方ですし、僕も参考にさせてもらっている部分もありますけど、その中でまた自分の良さを出せたらなと思います」と、海を渡った日本のエースである山本を参考にしつつ、自分なりの良さを出せるように日々、試行錯誤していることを語った。
なお、こうした形で“山本似”のフォームを取り入れたことで北山は「簡単に言うと、球持ちが良くなったというか。自分の力をロスなくボールに伝えることを突き詰めてやってきた。日頃のトレーニングだったり、エクササイズの中で得られる感覚だったり、身体の変化で、だんだんボールも変わってきている」と、早くも効果に手応えを感じるようになったことを明かした。その後、実際に開幕してからの好投ぶりを見る限り、やはりその手応えは本物であった様子。それだけに、ここまで3試合の投球内容に、ネット上の野球ファンからは「由伸似というよりは、同じようにロスの少ない投げ方を突き詰めるとああいう形になるんやろね」「楽天の内とかもこっち系のフォームにして話題になったもんな」「ということは由伸はこっち系のフォームの草分け的存在ということになるんかな」「つかこっち系の投げ方って左腕はおるん?あまり印象にないんやが」「個人的には広島にいた山根みたいな感じの昭和っぽいルックスな分、由伸より好きなんやがw」「みんな最終的には由伸みたいなフォームになるんやでw」といった様々な反響が巻き起こっている。今後もそのさらなる飛躍に、多くのファンからの期待と注目が集まりそうな気配だ。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)