【MLB】ドジャース 6-3 マーリンズ(5月6日・日本時間7日/ロサンゼルス)
今季1番の“確信弾”と言ってもいいかもしれない。ドジャースの大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場した試合で、打った瞬間に観客も大谷自身もホームランを確信する完璧な一発を放った。打球方向を見ながら大谷も思わず“よっしゃ”とでも言っているように何事か声をあげていた。
大谷が止まらない。4日(同5日)の試合で8号含む3安打を放った大谷は、翌5日(同6日)には今季初の1試合2本塁打を含む4打数4安打。そしてこの日も第1打席でマーリンズの先発右腕ムニョスを捉えると、高めの96.1マイル(約154.7キロ)のストレートを弾き返した当たりはセンターへ。これが飛距離441フィート(約134.4メートル)の11号特大2ランとなった。
大谷も手応え十分だったのだろう。振り切った瞬間に打球方向に目をやると、歩き出しながら“よっしゃ”と言うように口を開き、一塁にゆっくり向かっていった。大谷の充実ぶりがわかる場面だった。
10年総額7億ドル(当時のレートで約1015億円)というMLB史上最高額での契約で移籍した1年目であることに加え、松井秀喜氏を超える日本人最多のMLB通算176本塁打や“日本生まれの選手”としての球団記録である8本塁打など記録が取り沙汰されることも多く、シーズン序盤は力みからかなかなか本塁打がでなかった時期もあったが、ここにきて早くも絶好調の状態に突入した大谷。
この日も2安打1ホームランを放ち、打率.370、54安打、11本塁打、OPS1.139など打者の9部門で両リーグトップをキープ。27打点もチームメートのベッツと並びリーグ3位タイまで上昇している。さらにこの日の2盗塁で盗塁数も9と26盗塁と記録した2021年をも上回るハイペース。
このままどこまで好調が続くのか、どのような数字に迫るのか、まだ5月とはいえ期待せずにはいられない。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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