プロ麻雀リーグ「朝日新聞Mリーグ2023-24」ファイナルシリーズ5月13日、U-NEXT Piratesは第1試合で瑞原明奈(最高位戦)、第2試合で鈴木優(最高位戦)がそれぞれトップを取り、リーグ史上初となる2度目の優勝に大きく前進した。控室で鈴木優のトップを見届けた瑞原は、言葉を発することなく無言の笑顔で全力拍手。苦しい戦いの末に一緒に掴み取ったトップを、しみじみと味わっていた。
瑞原はレギュラーシーズン3位、鈴木優にいたってはMVP。2人とも圧巻の強さでレギュラーシーズンを駆け抜けセミファイナル、そしてファイナルへと進んできた。ところが瑞原はポストシーズンで4年間、トップなし。鈴木優も自身としては初めての優勝に向かうファイナルで、思うような戦いができていなかった。
ただ、この日は違った。瑞原は序盤の先制点を活かしきって逃げ切りトップ。約4年ぶりとなるポストシーズンでの勝利を手にすると、試合後のインタビューから笑顔を取り戻し、チームメイトの待つ控室にはダッシュで戻っていった。続く鈴木優も、なんとか独走を許すまいとする他3チームからの包囲網をくぐり抜けトップを取り、チームは同日2勝。リーグ初となる2度目の優勝に大きく近づいた。
トップが決まった瞬間、U-NEXT Piratesの控室も大盛り上がりだったが、瑞原は声を出すことなくじっとモニターを見つめながら喜びを噛みしめるように無言のまま全力拍手。ファンの感動を招く一コマになっていた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)