ドジャース大谷翔平投手が、打者専念のシーズンで打ちまくっている。チーム44試合目で12本塁打は、昨年ア・リーグで本塁打王に輝いた44本とほぼ同じペース。ただ打率に関しては昨年マークした.304を大幅に超える.361だ。パワーヒッターのイメージが強い大谷が、両リーグトップの打率を残している事実は、特大アーチを放つ以上に驚きの事態だろう。この高打率を支えているのが、全球フルスイングではなく、状況やコースに応じた“軽打”。苦手コースを克服した大きな理由は、ここにあった。