Mリーグ機構は、「朝日新聞Mリーグ2023-24」ファイナルシリーズ5月16日の第1試合に出場する4選手を発表した。首位U-NEXT Piratesは2位以下を大きく引き離し、残り4試合で著しくマイナスすることさえなければ、逃げ切りで2度目の優勝を果たそうというところ。このまますんなり行くか、また他3チームの動向も気になるところだ。
2位に365.8ポイントの大差をつけたU-NEXT Pirates。残り4戦で3位以下のチームに逆転される可能性は非常に低く、2位・赤坂ドリブンズにトップ・ラスを連続で決められるようなことでもない限り、史上初2度目の優勝が手にできる。瑞原明奈(最高位戦)は前回、ポストシーズンでは4年ぶりのトップ。レギュラーシーズン、セミファイナルシリーズと首位で通過してきたチームの「完全優勝」に向けて、最後にもう一押しできるか。
2位・赤坂ドリブンズとしては、どこまで優勝を目指すか難しいライン。もちろん可能性としては残されているものの、強引に前に出過ぎて3位・4位のチームに逆転を喫する展開も避けたいところ。2位以下の順位争いを考える意味でも、渡辺太(最高位戦)はうってつけの人材。展開次第で、打牌選択も変わってくるはずだ。
3位EX風林火山と4位KADOKAWAサクラナイツは、現実的には順位争いに入る。賞金のことを考えれば、0円になる4位で終わることだけは避けたい。ここまで終盤ともなれば、U-NEXT Piratesにトップは取らせてでも、順位が近いチームのトップを妨げるプレーが出ても不思議ではない。KADOKAWAサクラナイツは渋川難波(協会)、EX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU)が出場。チームの指示を、卓上でどこまで反映できるかも見どころだ。
【5月16日第1試合】※成績はレギュラーシーズン
赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)個人12位 +36.2
EX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU)個人36位 ▲278.4
KADOKAWAサクラナイツ・渋川難波(協会)個人9位 +147.2
U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)個人3位 +378.4
【5月14日終了時点での成績】
1位 U-NEXT Pirates +467.6(12/16)
2位 赤坂ドリブンズ +101.8(12/16)
3位 EX風林火山 +19.9(12/16)
4位 KADOKAWAサクラナイツ +3.7(12/16)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)