5月17日にZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテマリーンズ対北海道日本ハムファイターズの一戦で、落差のある凄まじいフォークと、持ち前の剛速球を武器に、12三振を奪う力投を見せたロッテ・佐々木朗希が野球ファンの間で話題となっている。
この試合、先発のマウンドに上がった佐々木は、日本ハムの足を使った攻撃に苦しめられ、まさかの5失点となった前回5月10日の登板(エスコンフィールドHOKKAIDO)の雪辱を晴らさんという想いがあったのか、初回からフルスロットルで三振の山を築くことに。1回先頭のスティーブンソンを、159km/hのストレートと落差のあるフォークで空振り三振に斬って取ったのを皮切りに、6回まで毎回三振を奪う力投で8回を投げ、被安打3、自責点1、12奪三振という圧巻の投球を披露。試合は延長12回で1対1で引き分け、勝ち負けこそつかなかったものの、見事、前回の借りを返すこととなった。
こうした佐々木の圧巻投球について、ロッテOBで野球解説者の里崎智也氏は、5月24日放送の『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)に出演した際に、佐々木の奪三振シーンを収めたVTRを眺めながら「修正もしっかりしてきたし、今のフォークボールを見ても、真ん中にちゃんと落としてるんで。ベース板の上に落とさないとやっぱバッター振らないんでね。そういったところでは、しっかりベース板の上に落とせたっていうところも大きかったですし」と称賛しつつ、「今後の課題としては、それが理由ではないと思いますけども、やっぱりマリンじゃないとダメなのかっていうね。ドームだと…っていうところもあるんで。イメージを払拭したいっていうところは、今後のピッチングではありますね」と、今後の課題について触れる形でコメント。
またネット上の野球ファンからは「高低差のあるストレートやフォーク…これが佐々木朗希なんだなと痛感させられました」「やはり怪物」「超奪三振ショーとはまさにこのことだな」「流石に我らが佐々木朗希すぎた泣きそうなったわ」「疲れるのかもしれないけど今日の朗希はファンの見たい朗希だったよ」「今ノリに乗っている日ハム打者がこんなにくるっくるなのが見てて気持ち良すぎた 次は必ず勝ち投手に」といった様々な反響が寄せられている。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)