【MLB】メッツ2-5ドジャース(5月28日・日本時間29日/ニューヨーク)
大谷翔平からしても、仲間の一発に心が救われた感もあったことだろう。ダブルヘッダー第1試合に「2番・DH」で先発出場。5打数無安打2三振と、全くいいところがなかったが、チームは延長10回にベッツの勝ち越し打と、フリーマンの6号2ランで競り勝ち。MVPトリオのうち2人が大きな仕事をやってのけた。フリーマンの2ラン直後、大谷もほっとしたように微笑み、ファン待望の瞬間になった。
大谷は5月前半まで、月間MVPも狙えるかという勢いで打ちまくっていた。ところが16日(日本時間17日)の試合で、左太もも裏に牽制球を当ててから、打撃の調子は急降下。以降は42打数8安打、打率.186とスランプに陥った。
打席に入った時の様子もどことなく覇気がなく、快音が聞かれる雰囲気も感じられなかった大谷。凡退してベンチに戻る時は無表情、もしくは苛立ちを抑えきれずに不機嫌そうだった。3-2と1点を勝ち越した直後、10回の打席もとどめの一発をスタンドに放り込みたい気持ちもあっただろう。ただ結果は簡単に空振り三振に仕留められることに。鬱憤を溜め込みそうな場面で、続くフリーマンが豪快な2ランを放ったことで、ベンチにいた大谷の気分も変わり、微笑みへとつながったのだろう。
第2試合ではチームメイトたちと常に談笑しながら試合を見届けていた。次こそは、仲間に負けじと自分の特大ホームランで、満面の笑みを浮かべながらベンチに戻りたい。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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