【MLB】パイレーツ 7-11 ドジャース(6月6日・日本時間7日/ピッツバーグ)
「これは踏んだり蹴ったりですね」「一番恥ずかしいパターン」異常に鋭く曲がって落ちたスライダーが引き起こした悲劇を受け、放送席が思わず苦笑いを浮かべる一幕があった。
大谷翔平投手が在籍するドジャースはこの日、ナショナル・リーグ中地区4位のパイレーツと対戦。試合は6回終了時点で11‐4とドジャースが大量リードする展開となったが…パイレーツのテレス内野手に思わぬ珍プレーが起こった。
7回裏のパイレーツの攻撃でのこと。この回からドジャースは4番手としてトライネン投手をマウンドに送った。ここ数年故障続きで昨季はマイナーでわずか3登板しかできなかったベテラン投手のトライネンだが、今季は持ち味の変化球を武器にした投球でここまで10試合に登板して2勝、防御率0.00と復調。奪三振率も12.10と往年の輝きを取り戻しつつあった。
ここでもトライネンは先頭打者のオリバレス外野手を三振に斬ったが、続くゴンザレス内野手にはセンター前ヒットを許し、1死一塁という場面で打席にはテレスが入った。昨年のWBCではメキシコ代表の4番打者を務めるなど、長打には定評のあるテレスに対し、トライネンは自慢の変化球攻めを展開。4球続けてカットボールを投じて、3球目と4球目には際どいコースを突いてストライクを奪い、カウントは2-2に。
そして運命の5球目…トライネンが投じたのは鋭く曲がって落ちる137キロのスライダーだった。内角低めに食い込むように落ちていくボールに対し、テレスはバットを出していったが……途中でボールと気付いたテレスはバットを止めてハーフスイングの形に。しかし、バットを止めるのが遅くバットは身体より前に出てしまい、さらに落ちていったボールは運悪くテレスの左足を直撃。ボールが当たったとはいえ、スイングしていることから主審はストライクをコール。結果としてテレスは空振り三振に終わった。
珍しい展開を受け、解説のAKI猪瀬氏はトライネンのスライダーを評価したが、この一球はMLB公式データサイト「Baseball Savant」によると縦38インチ(約96.52センチ)、横16インチ(約40.64センチ)と強烈に変化していた。
中途半端なスイングを余儀なくされて空振りを取られた上、ボールが自身に直撃するという悲劇に見舞われたテレスに対してファンからは「かわいそう」など同情の声が集まった。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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