【MLB】ロッキーズ7-6ドジャース(6月19日・日本時間20日/デンバー)
ドジャース大谷翔平投手が「1番・DH」で先発出場し、5打数2安打3打点と活躍。チームはサヨナラ負けを喫して、連勝が「3」で止まったものの、完全に好調モードに突入した大谷の勢いは止まらない。6回の第4打席では相手バッテリーが緩急、高低で揺さぶろうとするも、まるで意味なし。あっさりとライト前に打ち返す様子に球場からもどよめきが起こった。
今の大谷にはコース、スピード、球種と何を投げていいかわからなくなる。速い球でも強く弾き返し、緩い球でもバットを合わせる。ホームランさえ打たれなければOK。そんな考えもバッテリーに浮かび始めているだろう。2回の第2打席、一時同点となる3点タイムリー二塁打を放った大谷は、第4打席でも高い集中力を発揮した。
ロッキーズの2番手・ミアーズと対戦すると、初球は82.2マイル(約132.2キロ)のカーブが真ん中やや高めに決まり見逃しストライク。続く2球目は97.1マイル(約156.3キロ)のストレートを真ん中高めぎりぎりに来たところ、強くスイングしてファウルとした。するとバッテリーは、初球と同じようなカーブを真ん中付近に投げ込み、またファウル。そして4球目は大きく高めに外れたものの速いストレートを投げた。
ここまでカーブ、ストレート、カーブ、ストレートと緩急、高低をつけた配球。カウント1-2からの5球目はカーブか、それともストレートか。悩むところだったが、バッテリーはカーブを選択、内角低めに決まるブレーキの効いた球だったが、これを大谷は全くスイングを乱されることなくライト前へクリーンヒット。打球速度104.3マイル(約167.9キロ)の打球が、あっという間にライトへと到達した。
カーブとストレートの球速差は約25キロ。なんとかして強打者・大谷を食い止めようとしたが、その努力をあっさりと水の泡にするようなヒットに、球場からはどよめきも起きていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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