【MLB】ドジャース2－3エンゼルス（6月21日・日本時間22日／ロサンゼルス）
ドジャース・大谷翔平投手のホームランボールを巡って激しい争奪戦が繰り広げられた。古巣エンゼルスとのフリーウェイシリーズ初戦に「1番・DH」で出場すると、5回の第3打席で22号2ランを放った。すると着弾地点では、ホームランボールを巡って複数のファンが入り乱れる一幕があった。
【映像】大谷ホームランボールが激しい争奪戦に！ファン転倒の瞬間
ドジャース移籍後はじめてとなるエンゼルスとの公式戦。それだけでも注目を集めていたこの試合だけに、大谷がホームランを打てばそのボールが"お宝"になるのは当然かもしれない。
ドジャースタジアムに詰めかけた多くのファンが歓喜したのは、ゲームが0−0の膠着ムードで進んでいた5回裏だ。2死から9番・バーンズがレフト前ヒットで出塁して、大谷の第3打席が回ってくる。
それまでの2打席はベッツに代わるリードオフマンとしてボールを見極めて2四球を選んだ大谷だが、拮抗した状況を打開すべく臨んだ第3打席では甘めの球を見逃さなかった。
エンゼルス3番手・ムーアに対し、真ん中に入った3球目のストレートを振り抜くと、打球はセンター方向への大きなムーンショットとなり、バットを置いた大谷は確信歩き。結果としてこの22号はバックスクリーン右に飛び込む今季自身3番目の飛距離455フィート（138.7メートル）の特大弾となった。
高々と舞い上がるムーンショットはスタンドから打球の行方を確認しやすいのか、“お宝”必至となるホームランボールの争奪戦に多くの観客が参戦する。ボールの落下地点に複数の観客が詰め寄り、座席のないバックスクリーン右のスペースに身を乗り出すファンや、我先にと急いだ結果転倒するファンも。
すでに大谷のホームランボールは高値が付く“お宝”となっているが、古巣相手の初めてのボールならその価値は言わずもがな。1人しか手にできないこの試合でのホームランボールを射止めた観客はとてもラッキーな一日だったに違いない。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
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