■履歴書に書ける内容がない…「面接に行くと“犯罪者なのではないか”と」

 28歳で結婚、芸能界を引退して専業主婦に。しかし、その後離婚することになる。仕事を探すが、履歴書に職歴が書けないため就職先が見つからず、アルバイトを掛け持ちしても収入は低かった。

「売れなかったこと、芸能界を辞めたことを恥と捉えていたので、一切言わなかった。履歴書も空白なので、面接に行くと“この人は犯罪者なのではないか”と思われる。バイトも掛け持ちするのだが、それぞれ時間は短いからお金にはなっていない。お金の計算ができていないし、どう生活したら効率が良いかもわかっていなかった。それは、今まで全部やってくれる人がいたから。常識を知らなさすぎた」

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 家賃・光熱費を滞納することもあり、一時はホームレス状態に。電気はろうそく、水道は公園の水、食事は廃棄の弁当や雑草、昆虫まで食べてしのいでいた。「子役をやっていなければ違う家族の形があったのではないか」と振り返る。

「芸能界が駄目になり、お金を生めなくなって、親との縁は切れた。“あの子のママだよね”“普通に子育てもしていてすごいよね”と、親も親ですごくチヤホヤされていて、現実を受け入れられなかったのだろう。水道やガスが止まった時は一番しんどかった。後悔しているのは、子役をやったことよりは、“どうしてこんな人生を歩んでしまったのだろう”というものだ」

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