6月30日にエスコンフィールドHOKKAIDOで行われた北海道日本ハムファイターズ対福岡ソフトバンクホークスの一戦で、“抑止力”としても機能することで知られる日本ハム・万波中正の“爆肩返球”に挑戦したソフトバンクの韋駄天・周東佑京の“ほこたて対決”が野球ファンの間で話題となっている。
【映像】万波vs周東の“ほこたて対決”
7-0、ソフトバンク7点のリードで迎えたこの試合の8回表・ソフトバンクの攻撃、2死一塁の場面で、3番・栗原陵矢の放った打球は、 球足早く一二塁間を破り、瞬く間にライト前へと抜ける一打に。一塁走者の周東は躊躇することなく二塁を蹴って三塁へ。ライトの万波は全速前進で打球を拾い上げると、そのまま素早いモーションで三塁へと送球。これがサードを守る郡司裕也の元へとワンバウンドで届く矢のような送球となったものの、間一髪のタイミングでセーフ。万波が捕球してから三塁にボールが返ってくるこの間、時間にしておよそ3.13秒。同様の場面で多くの走者が万波の肩を警戒し、三塁への進塁を諦めるケースが目立つ中で、果敢に三塁を陥れ、“ほこたて対決”を制した周東の“脚の脅威”を、改めて両チームのファンに見せ付けることとなった。