将棋の藤井聡太王位(竜王、名人、王座、棋王、王将、棋聖、21)に渡辺明九段(40)が挑戦する伊藤園お〜いお茶杯王位戦七番勝負第1局が7月7日、愛知県名古屋市の「徳川園」で2日目の対局を行っている。スローペースとなった開幕局は、いよいよ勝負所に突入。解説陣からは「いつ何が起きてもおかしくない」との声が上がっていた。
防衛5連覇で永世王位資格獲得を目指す藤井王位と、タイトル奪取を狙う渡辺九段の激突となった“真夏の七番勝負”。注目の開幕局は、近年では珍しいほどのスローペースで進行している。
前日に藤井王位が封じた45手目の開封から始まった2日目は、後手の渡辺九段が千日手を狙っているとの見方もあったものの、桂馬を跳ねる意表の決断で自ら打開。局面を動かし反撃への道筋とも見られている一手に、ABEMAで解説を務めた鈴木大介九段(49)は「ぶったまげた。研究手で、これで戦えると思っているのでは」と驚きの声を上げた。
さらに、ともに解説を務める小山怜央四段(31)も「いつ何が起きてもおかしくない」とし、盤上は最高潮に緊迫していることを語った。開幕戦を制するのは絶対王者の藤井王位か、百戦錬磨の挑戦者・渡辺九段か。午後からの激戦は必至とあり、今後の展開から目が離せない。持ち時間は各8時間。
【昼食の注文】
藤井聡太王位 三河湾“海の幸”海鮮丼、ウーロン茶
渡辺明九段 知多牛のステーキ重(ご飯少なめ、フルーツなし)
【昼食休憩時の残り持ち時間】
藤井聡太王位 2時間18分(消費5時間42分)
渡辺明九段 2時間46分(消費5時間14分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)