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【映像】杉本五段、兄弟子撃破の瞬間の表情

 同門対決は弟弟子に軍配が上がった。将棋界の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2024」予選Aリーグ第3試合、チーム広瀬 対 チーム中村の模様が7月6日に放送された。第4局では、中村太地八段(36)VS杉本和陽五段(32)の同門対決に。弟弟子が粘り勝ちを飾ると、兄弟子の中村八段は「弟弟子に日頃の恨みをぶつけられた…」と苦笑いを浮かべていた。

【映像】杉本五段、兄弟子撃破の瞬間の表情

 チーム中村の3連勝で迎えた第4局。注目の第4局では、同じ米長邦雄永世棋聖門下の中村八段と杉本五段による同門対決が実現した。修行時代の10代前半から多くの時間を共有しているといい、杉本五段は「中村八段には百番以上鍛えていただいている。指せるのは燃えるし楽しみ」、中村八段は「公式戦での対戦はこれまでなかったですが、こういう大舞台で指せるのは嬉しい。全力でぶつかりたいと思います」と語り、対局場へと向かった。

 注目の一戦は、先手・中村八段の居飛車、後手・杉本五段の四間飛車と対抗形の出だしに。手の内を知り尽くしている両者の対戦は、中村八段のペースでの進行となった。しかし、難解な展開の中で杉本五段が丁寧な指し回しを見せて押し戻すことに成功。さらに形勢を逆転してみせた。杉本五段にとっては、大会初勝利を目指す一局とあり、敵将の兄弟子には絶対に譲れない。強い気持ちを込めて鋭い攻めから手厚く指しきり、中村八段から勝ち星を奪ってみせた。

 手痛い一敗を喫した中村八段は、「少し指せてもおかしくないというところから転落してしまった。弟弟子に日頃の恨みをぶつけられた…。そんなに悪いことしてるつもりないんだけどなー」とぼやき節を披露。チームメイトの渡辺和史七段(29)から「普段何してるんすか(笑)」とツッコみが入ると、視聴者からも「そんなに恨まれてるんかw」「日頃の恨みw」「恨まれてるのかww」「恨まれるようなことしたの?w」「何して来たんやw」とコメントが多数押し寄せていた。

◆ABEMAトーナメント2024 第1、2回が個人戦、第3回から団体戦になり今回が7回目の開催。ドラフト会議にリーダー棋士11人が参加し、2人ずつを指名、3人1組のチームを作る。残り1チームは指名漏れした棋士が3つに分かれたトーナメントを実施し、勝ち抜いた3人が「エントリーチーム」として参加、全12チームで行われる。予選リーグは3チームずつ4リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出する。試合は全て5本先取の9本勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。優勝賞金は1000万円。
ABEMA/将棋チャンネルより)

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