7月21日に放送された『ABEMAスポーツタイム』に、元MLBプレーヤーの川﨑宗則が出演。ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が今季前半戦で放った“ベストホームラン”について言及した。
この日は野球通として知られるフリーアナウンサーの山本萩子をゲストに、改めて大谷の活躍ぶりをVTRを交えつつ振り返ることとなった。
前半戦で大谷が放った29本のアーチの中での“ベストホームラン”について訊ねられた川﨑は、第15号アーチを挙げた。そのVTRを眺めながら、「全米ドラフト1位のゴールデンルーキー、スキーンズが投げる100マイル、161km/hの球に押し負けていない。翔平さん、今まで160km/hをホームラン打つことはなかなかなかったですが、今年初めて160km/hでホームラン打てました。これは翔平さんの進化であります」とコメント。
“怪物ルーキー”として今季話題のピッツバーグ・パイレーツのポール・スキーンズ投手が投じた100マイルの剛速球に負けることなく、センターへと叩き込んだ第15号の特大弾こそが、大谷の“進化”が垣間見れる印象的な一発であるとした。
そうした川﨑の見解に対し山本が挙げたのは、5月17日に行われたシンシナティ・レッズ戦(ドジャースタジアム)で放った大谷の今季第13号・逆方向弾。その理由について山本は「個人的には、逆方向への当りっていうのが大谷選手らしいなと思う。バットの先だろうが、体勢を崩されていようが、擦っていようが、なんでも入ってしまうというところに、パワーだったり技術だったり、大谷選手の魅力が詰まってるなと感じます」と、大谷の真骨頂ともいえる逆方向弾であるこの本塁打が、前半戦のベストアーチであるとコメントした。
するとそれを聞いた川崎は、「僕も13号にすれば良かった…」と、山本の“通好みなチョイス”に思わず唸ることとなった。
(ABEMA『ABEMAスポーツタイム』)