【写真・画像】「方言」が原因で医療行為に支障が出たら、文化が失われたら…AIで鹿児島弁を翻訳 研究者の思い 1枚目
【映像】すごい迫力! 鹿児島弁を話す「AIせごどん」
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 「西郷でごあす。ゆくさおさいじゃしたー!(西郷です。ようこそいらっしゃいました)」

【映像】すごい迫力! 鹿児島弁を話す「AIせごどん」

 生前はこうだったのか?と思わせるような話しぶり。薩摩藩出身の偉人・西郷隆盛が口にするのは”鹿児島弁”。これは鹿児島大学の研究者らが作った「AIせごどん」だ。

 「九州や沖縄の方言を爆発的に進歩してきているAIを使って再現する取り組みをしている」

 こう話すのは、鹿児島大学の坂井美日准教授。AIを活用した鹿児島弁の普及活動を行っている。

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 「方言と標準語を自動翻訳するシステムと、AIと一緒に方言で対話ができるシステムを構築している」(以下、坂井准教授)

 熊本出身で、今も鹿児島弁を勉強中だと話す坂井准教授は若い世代の”方言離れ”に危機感を抱いていた。

 「どんどん地域社会から出て、都会に行くような社会構造になってきている。おじいちゃん、おばあちゃんの世代が(方言を)教えなくなって、その下のお父さん、お母さん世代も喋らなくなって。さらにその下の世代は方言を聞いても分からないぐらい、標準語だけで生活しているという状況だ」

 地域の重要な”文化財”ともいえる側面を持つ方言。後世へ残していくため、目を付けたのがAIだった。

 「学校で国語の時間などに『ちょっと方言を取り入れたい』となっても学校の先生が方言を喋れるとは限らないが、AIを先生代わりにすることで対話の練習ができたり、方言の語彙を覚える機会にできる」

 また坂井准教授は、災害時の活用にも期待を寄せている。

 「外から医療従事者が支援に入ったときに、地元の方の言葉が分からずミスコミュニケーションが起こったり、十分なケアが行き届かないケースがある。そういう人たちとのコミュニケーションを少しでも円滑にするためにAIが役立てばいい」

 さらに、坂井准教授は方言を使った町の紹介動画なども公開し、鹿児島弁をより多くの人に知ってもらおうと努めており、先人たちが紡いできたものを繋いでいきたいという。

 「方言がこのままだと消えてしまう。私が作ったコンテンツで、少しでも継承支援をして未来につないでいけたら」

 アプリ開発・広告・アートなど幅広い範囲で活動するTHE GUILD代表の深津貴之氏は鹿児島弁のAIについて「これは面白い。坂井准教授のような教育・福祉での活用に加え、AIに何をトレーニングさせるか次第で幅が広がる。例えば、日本語以外にもブリティッシュイングリッシュやフランス人の英語の訛りなど、“英語の方言学習”にも活用できるだろう」と評価した。
(『ABEMAヒルズ』より)

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本記事は自動文字起こしツールや生成AIを利用していますが、編集部の確認を経て公開しています。

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