【MLB】パドレス 6-5 ドジャース(7月30日・日本時間31日/サンディエゴ)
元阪神の剛腕クローザーが、圧巻のピッチングを見せた。日本でも活躍したパドレスのスアレス投手は、157キロのストレート3連発で三振に打ち取る支配的な投球を披露すると、その姿に谷繁元信氏も言葉を失った。
5-5の同点で延長戦に突入したこの試合。パドレスは無死二塁から始まる10回表のマウンドにスアレスを送り込んだ。阪神でも絶対的なクローザーとして活躍した右腕は、まず先頭のヘルナンデスを空振り三振に切って取る。
続くアウトマンには、3球連続で157キロを超える剛速球を披露。アウトマンは2球連続でフルスイングが空を切り、3球目は高めに外れるボール球に思わず手が出て空振り三振となった。解説の谷繁元信氏は、「8割方真っ直ぐとわかっていて空振りですからね、どれだけストレートがすごいか」と話せば真中満氏も「藤川球児状態だね」とコメントした。
さらに、アウトマンの三振直後に谷繁は「へっへっへ」と、言葉にならないような声を出したほど。ファンも「これが抑え投手のピッチングだよ」「こりゃむりだ」「スアレスはやばいよ」「さすがスアレス」と絶賛する言葉が並んだ。
スアレスは続くパヘスも1球でライトフライに仕留め、この回を無失点、2奪三振のパーフェクトピッチング。この試合で10球を投じたが、そのうち8球がストレートで、残りの2球はシンカーだった。その10球すべてが97.8マイル(約157.4キロ)を超えているという圧巻の内容であり、まさに暴力的な投球シーンだった。
その裏、パドレスは1死満塁からソラーノがタイムリーヒットを放ちサヨナラ勝ち。スアレスが今季6勝目を挙げた。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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