【MLB】アスレチックス 6-5 ドジャース(8月2日・日本時間3日/オークランド)
大谷の一撃に相手投手も、野手も、固まるしかなかった。ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」でアスレチックス戦に先発出場すると、9回の第5打席で圧巻の3ラン。誰もが確信する一撃は、相手にとっても同様だ。被弾した投手は打球の行方を見つめながらただ呆然とした様子だった。
アスレチックスが6-2と4点リードで迎えた9回表、この回からマウンドに登ったファーガソンは2死一、二塁のピンチを招く。ここで迎えたのが大谷だ。カウント1ボールからの2球目に投じた低めのカットボールで空振りを奪い、カウントを整える。低めの変化球で空振りを奪った直後の3球目にバッテリーが選択したのは、高めのストレートだった。しかし大谷は直前の1球との高低差をものともせずにフルスイング。その瞬間、強烈な打球音を響かせた一発は、ライトスタンドへと一直線。大谷は咆哮しながらバットを投げ捨てる完璧な一発だった。
大谷がスイングした直後、ファーガソンはクルッと外野を向いて打球を見上げながらフリーズ。さらに打球を追いかけるべきライトのバトラーも足を止め、その行方を見送るだけだった。まさに、グラウンド上の誰もが打った瞬間にホームランを確信したかのようだった。それもそのはず。このホームランはデータサイト『Baseball savant』によると打球速度116.3マイル(約187.2キロ)、打球角度25度、飛距離405フィート(123.4メートル)であり、メジャーの全30球団の球場でホームランとなる完璧な数値を示していたからだ。
打たれたファーガソンは、30歳にして今季MLBにデビューした遅咲きの苦労人。23試合目の登板となったこの場面は大谷に手痛い一発を浴びたが、本拠地オークランド・コロシアムで防御率1.69と安定した投球を見せていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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