将棋の藤井聡太王位(竜王、名人、王座、棋王、王将、棋聖、22)に渡辺明九段(40)が挑戦する伊藤園お~いお茶杯第65期王位戦七番勝負第5局は8月27日、兵庫県神戸市の「中の坊瑞苑」で対局を行っている。ABEMAの中継には、北浜健介八段(48)が出演。日々ニュースをにぎわせる存在の藤井王位とメジャーリーグのロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平投手の共通点に言及し、“王者のメンタル”についてトークを展開した。
防衛で自身2つ目となる永世称号の獲得を目指す藤井王位と、タイトル奪取を狙う渡辺九段が激突している注目のシリーズ。藤井王位の3勝1敗で迎えた第5局は、神戸・有馬温泉の旅館「中の坊瑞苑」を舞台に争われている。藤井王位が勝てば防衛5連覇を達成となり、挑戦者にとっては後が無い勝負所を迎えている。
ABEMAの中継には、北浜健介八段(48)が出演。解説の合間には、日々、その活躍ぶりで大きな注目を集める藤井王位、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平投手の“共通点”について語った。
北浜八段は、「永世王位の資格獲得がかかる大勝負に挑んでいる藤井王位ですが、記録よりも内容にこだわりを見せている。そのあたりは『自身の記録よりもチームの勝利の方が大事』と語る大谷選手との共通点のように感じる」と言及。さらに、「両者ともに『大一番だから緊張して力が出せませんでした』というのがないですよね」と指摘した。
ともに中継に出演した脇田菜々子女流初段(27)は、タイトル戦に臨む心情を想像し「普通だったら、タイトルや永世称号がかっているとなったら緊張で手が震えてしまう」としたが、「記録にこだわりがないということが、強さの秘訣のひとつなのかもしれないですね」と“王者のメンタル”についてコメントしていた。
この話題には視聴者も興味津々。「名人を超すいうてたもんな」「聡太はいつも記録がかかってるからな」「記録は後からついてくる」「一局の事しか考えてないよね。その積み重ね」「ブレない姿勢は尊敬します」など多数の反響が寄せられていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)