【WRC】第10戦 アクロポリス・ラリー・ギリシャ(9月7日/デイ2)
激しい悪路で知られるラリー・ギリシャの競技3日目、フォードチームの新星ドライバーがクラッシュし、あわや転落のアクシデントから奇跡の生還を果たした。
競技2日目、デイ2はSS7からSS12まで6つのSS(スペシャル・ステージ)を走行する。そのなかでSS9は、山間の森林の間を縫うように走るラフグラベル(未舗装路)コース。中継映像を観ていても、路面に転がっている岩や石がよく見えるほど荒れている。
2024年からトップカテゴリーであるラリー1へ昇格を果たしたグレゴワール・ミュンスター(Mスポーツ・フォードWRT)は、25歳という若さもあって、果敢なチャレンジスピリットを見せつける走りが特徴。ところが、このSS9ではその若さを露呈しまう。
ミュンスターが5.8km地点でクラッシュしているのを、後方から走ってきたオジエのマシンの車内映像が捉えている。ここは右に森林、左側は木々がひらけて崖となっている場所で、ミュンスターのマシンはどうやらコースアウトしながらも山肌を滑り降ちず、ギリギリ路肩に止まっていた。
あわや崖から転落というビッグアクシデントを観た視聴者からは、「あららら」「落っこちてたのか」「落ちてる」「あちゃー」「路肩で休んでる」など、心配と驚きの声が集まっていた。ミュンスターはこのトラブルでリタイアとなったが、その後、解説のピエール北川氏から中継で「ドライバーとクルーはOK」との情報が入った。
(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2024』/(C)WRC)