尊富士、取組前の風格と礼節に「横綱級だ」ファン感嘆の一コマ取組後は倒した力士を気遣い抱き起こす場面も

＜大相撲九月場所＞◇七日目◇14日◇東京・両国国技館

　初日から圧巻の6連勝で七日目を迎えた十両十一枚目・尊富士（伊勢ヶ濱）が、取組前に花道に登場。土俵に向かうまでの風格と所作に「横綱級だ」「礼が素敵」などファンが感嘆する一コマがあった。取組では無傷の7連勝を飾った尊富士が、倒れた相手力士を抱え起こすなどの気遣いも見せ「心技体」の強さを体現してみせた。

【映像】尊富士、注目を集めた入場時の風格と礼節

　取組前、西の花道からゆっくり堂々と登場した尊富士。まっすぐ前を見据え、風格たっぷり。その様子に「雰囲気あるなぁ」「横綱級」「早く幕内に戻ってきて」などファンからの声が。土俵の手前で一礼、さらに審判の親方の前でも深々と一礼をすると「礼が素敵」などの声も上がった。

　十両七枚目・剣翔（追手風）との立ち合い、低く当たった尊富士の圧力に屈するように引いた剣翔は防戦一方。尊富士の腕を手繰るように粘るも、勢いそのままに押し倒された。尊富士は倒れた剣翔を気に掛けるように右腕を抱えると、そのまま抱え起こした。

　無傷で圧巻の7連勝を飾った尊富士の強さと風格に対して「優しさこそ宝」「優しい尊富士キュンです」「強すぎる」といった驚嘆の声も聞かれた。（ABEMA／大相撲チャンネル）