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【映像】羽生九段&青嶋六段との思い出を語る藤井竜王・名人

 将棋界の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2024」本戦トーナメント決勝の模様が9月14日に放送され、チーム稲葉がチーム永瀬を破り2期ぶり2度目の優勝を飾った。また、個人賞の最高勝率賞は、8勝1敗の勝率89%で藤井聡太竜王・名人(王位、王座、棋王、王将、棋聖、22)が獲得。晴れやかな笑顔で受賞を喜び、半年間の戦いの充実感を物語った。

【映像】羽生九段&青嶋六段との思い出を語る藤井竜王・名人

 大会を通じて最も高勝率だった棋士に与えられる『最高勝率賞』は、8勝1敗の勝率89%を飾った藤井竜王・名人が獲得。スケジュールの都合で表彰式には参加できなかったものの、その喜びを映像で語った。

 藤井竜王・名人は「このたびは最高勝率賞をいただき、本当にありがとうございます。今期のABEMAトーナメントは、決断良く指していくことができて良い結果を残すことができたことを嬉しく思っています」と笑顔を見せた。

 今期のチーム藤井は、タイトル獲得数99期で日本将棋連盟の会長を務める羽生善治九段(53)と、オールラウンダーとしてどんな戦型も指しこなす青嶋未来六段(29)の両名をドラフト指名。優勝候補と目されていたが、チーム永瀬との準決勝で敗れ、ベスト4で大会を終えた。チームでは、対局の内容についてはもちろんのこと「控室でもチェスの話などを含めていろいろな話をすることができて、とても楽しい時間でした」とし、3人共通の趣味の話題でも盛り上がっていたことも明かした。

 藤井竜王・名人は、「改めまして、チーム藤井を応援していただいた皆様にお礼を申し上げます」と晴れやかな表情でファンに感謝を伝えていた。この経験を元に、若き絶対王者はどんな新しい将棋の世界を見せてくれるのか、今後ともその活躍から目が離せない。

◆ABEMAトーナメント2024 第1、2回が個人戦、第3回から団体戦になり今回が7回目の開催。ドラフト会議にリーダー棋士11人が参加し、2人ずつを指名、3人1組のチームを作る。残り1チームは指名漏れした棋士が3つに分かれたトーナメントを実施し、勝ち抜いた3人が「エントリーチーム」として参加、全12チームで行われる。予選リーグは3チームずつ4リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出する。試合は全て5本先取の9本勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。優勝賞金は1000万円。
ABEMA/将棋チャンネルより)

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