アメリカのメタ社は10代の若者によるインスタグラムの利用について一部制限すると発表した。
制限の内容には
・10代の若者のアカウントはフォローしないと見られない
・暴力シーンや美容整形の広告などに制限
・毎日60分後にアプリ終了を求める通知
・午後10時〜午前7時はスリープモードがオンになり、夜間は通知がミュートに
・親の監視機能も強化(メッセージ内容は見られないものの、過去7日間誰とやり取りしたか確認可能。使用時間や時間帯も制限可能)
などがあり、この機能はアメリカやイギリスなどで60日以内に導入される予定で、来年1月以降、全世界に拡大される予定だ。
インスタグラムの制限について、明星大学心理学部教授で臨床心理士/公認心理師の藤井靖氏は「そもそも、気合いや根性でSNSをコントロールすることは難しい」と説明した。
「SNSからは得られるものがある一方、依存的になるなど負の側面は大きい。例えば刺激的な動画やメッセージによって人間の脳は簡単にジャックされてしまうのだ。これは脳の構造の問題であり、抗うことは難しい。なので、仕組みを作ることも行動をコントロールするためには重要だ」
では、SNSが当たり前になる中、どのようにコントロールすべきなのか? 藤井氏は「子どもに自分でルールを決めさせることが有効だ」と述べた。
「やらされているとモチベーションは段々と下がるもの。自分でどういう使い方をするか決められるようになるとコントロールできるようになる。例えば我が家では壁にタブレットを貼って“使いにくいまま立って操作する”ことで利用時間を減らしている」
「また、辛い時にはSNSに頼ってしまいがちだが、SNS以外にも『信頼できる誰かに聞いてみる』という対処法もある。その選択肢を自分の中に持っておけるかどうかが重要。もし子どもの頃からずっとネットの世界で物事を解決していると、大人になった時にバリエーションが狭いままになってしまう」
(『ABEMAヒルズ』より)
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