「SUNTORY将棋オールスター東西対抗戦2024」は9月21日、東京・渋谷区の将棋会館で午前9時20分から東京予選Bブロックの対局を開始した。
本棋戦は2021年に創設され、ファン投票で選ばれた3人と予選突破者3人がチームを組み、東軍・西軍各6名の棋士が決勝戦を戦う準公式戦だ。今期の東日本地区は、ファン投票で佐藤天彦九段(36)と永瀬拓矢九段(32)、今期念願の初タイトルを獲得した伊藤匠叡王(21)の出場が決まっている。さらに14日に行われた予選Aブロックからは、三浦弘行九段(50)が勝ち抜け代表権を獲得した。
この日行われる東京予選Bブロックには、33名の棋士が参加。中でも注目は、羽生善治九段(53)だ。3年連続でファン投票で選出されていたため、予選からの出場は今期が初。早指し戦でも高い適性を見せる“レジェンド棋士”の躍進に期待が高まる。
さらに、永世位資格保持者の佐藤康光九段(54)、渡辺明九段(40)ら将棋界をけん引し続けるトップ棋士たちも名を連ねている。タイトル経験者の藤井猛九段(53)、丸山忠久九段(54)、塚田泰明九段(59)、中村修九段(61)、中村太地八段(36)の存在からも目が離せない。
3期連続“自力”での東西対抗戦出場を目指す現役A級棋士・増田康宏八段(26)も本命候補に挙げられるだろう。一日に複数局の勝利を求められる難関の攻略方法を熟知している増田八段は、今期も頂点に登り詰めることができるのか。
レジェンド棋士から若手棋士まで、どこを見渡しても激戦必至のBブロック。勝ち上がりを決めるのは誰か。
◆SUNTORY 将棋オールスター 東西対抗戦2024 ファン投票による選出(東西各3人)、予選(東西各3人)、決勝戦(東西各6人)によって構成される。12月中旬に開催予定の決勝では、個人戦と団体戦のポイント数で優勝チームを決定する。対局は全て持ち時間なし、初手から1手30秒未満で行われる。先手・後手は振り駒で決める。
(ABEMA/将棋チャンネルより)