■戸塚宏校長に聞く「体罰は善」の真意

 戸塚氏が「体罰は善」と語る理由はどこにあるのか。「体罰そのものはハードで、やり方はソフト。前者は全て善で、後者で事故が起こる。ハードである自動車は悪ではなく、操作などのソフトに違いがあるわけだ。体罰にもうまい・へたがある」と持論を展開。

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 戸塚ヨットスクールに来るのは、引きこもりや家庭内暴力などの問題を抱えた中高生・大人。「素直に指導を聞かないから体罰を用いるしかない」との考えがある。「言葉でうまく理解できるなら、うちに来るような子どもは出てこない。“教育は強制ではいかん”“自由であるべき”と言ってフリースクールなどを褒めるが、他の所がダメだからうちに来るわけだ。うちに来た生徒がどんな状態だったか。みんな生きていけず、相手にもされない哀れな連中だ」。

 そうした背景に“リベラル教育”があると指摘する。「『型にはめるな』『叱るより褒めろ』と言いだしたのがリベラル。数学では『1+1=2』と、型にはめないといけない。そうでないと経済が、日本が崩れる。叱られないと罪の意識もできない」。

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 その上で、戸塚氏が必要不可欠としているのが「不快感」。「人間は快を求め、不快を避ける。不快感は善で、それがないと行動しない。だから体罰を行うが、恐怖ではダメ。怒りで行えばいい」「虐待はいかん。それはする側のためにやるからだ。体罰は、受ける側のためにやる。体罰を受けて進歩すれば、本人のためになる。体罰を暴力とは思わない」と主張した。

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