【MLB】ドジャース - ロッキーズ(9月27日・日本時間28日/コロラド)
ドジャースの大谷翔平投手が「1番DH」で先発出場。6回に今季54号となる3ラン本塁打を放った。この試合の2回には57個目の盗塁を成功させており、「54本塁打‐57盗塁」まで伸ばして「55‐55」にも王手をかけている。
ドジャース大量リードで迎えた6回に大谷のバットが火を吹いた。カウント2-2から5球目の高めに浮いたチェンジアップを捉えると、打球速度103.4マイル(約166.4キロ)、飛距離(約132.9メートル)の大きな当たりがライトスタンド上段に突き刺さった。
前日、26日(日本時間27日)に行われたパドレス戦では、5打数3安打1打点の活躍を見せ、7回には決勝打を放ちドジャースを3年連続となる地区優勝に導いた大谷。さらに、2001年にサミー・ソーサ(カブス)、ルイス・ゴンザレス(ダイヤモンドバックス)、バリー・ボンズ(ジャイアンツ)、トッド・ヘルトン(ロッキーズ)の4人が達成して以来、誰も到達していなかったシーズン400塁打を23年ぶりに記録した。
試合開始時点での今季の大谷の成績は156試合出場、622打数、★190安打、53本塁打、★400塁打、★126打点、★131得点、★56盗塁、打率.305、出塁率.387、長打率.643、OPS1.030(★は自己最多)と、移籍1年目、さらには投手としてリハビリを行うシーズンにもかかわらず驚異的なスタッツをマークしている。さらに53本塁打は、2位のブレーブス・MLBはに14本差をつけてトップを独走。126打点もブリュワーズ・アダメスに15点差を付けており、現在は2冠。打率.305はナ・リーグ3位で、首位打者のパドレス・アラエスは打率.312と7厘差の状況で、日本人初のトリプルスリー、2012年ミゲル・カブレラ以来12年ぶりとなる3冠王の可能性も高まっている。
すでにチームのシーズン最多本塁打、最多長打といった球団記録を更新し、史上初の「50‐50」も達成。記録づくめのシーズンに「シーズン得点数の球団記録」「23年ぶりの400塁打」という新たな金字塔も加わった。さらに、ドジャースは3年連続となるナ・リーグ西地区の優勝を決めている。大谷にとってはMLB挑戦7年目にして初の地区優勝。「ヒリヒリした9月」を経て大谷はどこまで自身の記録を伸ばせるだろうか。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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