【映像】政治スキャンダルで中高生のカンニングが増加するメカニズムとは
そんな驚きの研究について教育経済学を専門とする慶應義塾大学の中室牧子教授に聞いた。
中室教授は「これは経済学の権威ある国際的な学術史に掲載された論文だ。かつてメキシコ地方政府の行政官による不祥事が起きた時、スキャンダル報道が盛んになり、その影響で中高生の万引き・カンニングが増加したのだ。結果、政治腐敗が教育に影響することが明らかなった。要因としては『成功するには不正が必要』『成功するためには不正ぐらいはしょうがない』と子どもたちが考えるようになったことが大きいと分析されている。中高生の倫理的なハードルを下げてしまったのだろう。そのため、個人的にはスキャンダル報道が長引くことを危惧している」と説明した。
(『ABEMAヒルズ』より)
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