【MLB】ドジャース 11-4 ロッキーズ(9月27日・日本時間28日/コロラド)
ドジャースの大谷翔平投手がロッキーズ戦に「1番・DH」でスタメン出場。この日は4安打4打点、1本塁打、1盗塁と大爆発。自身が打ち立てた「本塁打・盗塁」の記録を「54-57」に伸ばし、盗塁数も2001年にイチロー氏が樹立した日本人メジャーリーガー最多記録を更新。圧倒的な活躍で打率も.309に伸ばし、残り2試合で現在2位の首位打者争い=三冠王も現実味を帯びている。チームもナ・リーグ地区優勝を決めた翌日の敵地のゲームで好調を維持し、11-4で大勝を収めた。
前日26日(日本時間27日)にパドレスとの首位対決を制し、本拠地ドジャー・スタジアム最終戦で地区優勝を決めたドジャースは今季のレギュラーシーズン最終カードを迎え、その初戦、ロッキーズの本拠地クアーズ・フィールドへと乗り込んだ。
今季13度目の猛打賞、2試合連続決勝タイムリー中と絶好調の大谷はこの日も積極的な姿勢を見せた。1回の第1打席は、先発キャル・クワントリルが投じた初球94.7マイル(152.4キロ)のシンカーをスイング。これはシュート正面へのゴロとなって凡退した。
しかし、ここからの活躍が圧巻だった。
第2打席は2回表、1死一、二塁の場面でカウント1-2からライト前ヒットを放ち、3試合連続タイムリーを記録。さらに、直後に二盗にも成功し、イチロー氏の記録を塗り替える日本人メジャーリーガー最多の57個目となった。
第3打席は4回表、1死一塁でライト前ヒットを放って2打席連続安打とすると、迎えた第4打席だ。6回表、無死一、二塁の場面でフルカウントとすると、6球目、86.5マイル(139.2キロ)のチェンジアップを完璧に捉えた。打球速度103.4マイル(166.4キロ)で打ち上がったボールは一直線にライトスタンド上段に飛び込む飛距離436フィート(132.8メートル)の3ランに。4試合ぶりの一発で自身が打ち立てた「本塁打・盗塁」の記録を「54-57」に伸ばした。
これにより今季の得点数が「132」となり、2023年にフレディ・フリーマンが打ち立てたドジャースの球団記録を塗り替えた。
さらに8回表、先頭打者で迎えた第5打席も初球をレフト方向へ強打し、快足を飛ばしてツーベース。前日のゲームで今季400塁打とした数字を、この試合で一気に伸ばして「408塁打」とした。
この日は、チームも地区優勝を決めた勢いそのままに“お祭りムード”だった。初回、2死一塁の場面で4番打者テオスカー・ヘルナンデスがレフト上段に飛び込む自身キャリアハイの445フィート(約135.6メートル)の特大2ランを放って先制すると、以降も得点を重ねていった。
2回に3点を追加し、4回にはアンディ・パヘスのソロアーチ、6回には大谷の3ラン、8回にもケビン・キーアマイヤーのタイムリーが生まれ試合を決定づけ、最終的に11-4と大量得点で勝利を収めた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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