【MLB】パドレス 5-4 ブレーブス(10月2日・日本時間3日/サンディエゴ)
歓喜の瞬間は一瞬遅れてやってきた。
パドレスはドジャースとの地区シリーズ対戦へ向け、あとアウト1つとした場面で相手をファールフライに打ち取った。しかし、捕手と一塁手があわや“お見合い”というドタバタの守備となったことで、選手たちが笑顔で喜びを分かち合うまでに、なんとも言えない“間”ができてしまったのだ。
メジャーリーグはポストシーズンへ突入し、ワイルドカードシリーズが開幕。ナ・リーグ西地区で2位のパドレスは同リーグ東地区で2位のブレーブスと対戦すると、1日(日本時間2日)の初戦で4-0の完封勝利を収め、地区シリーズ進出に王手とした第2戦も、9回で5-4と、勝利まであと1つというところまで迫っていた。
2死走者なしの場面、パドレスの抑えロベルト・スアレス投手はブレーブスの代打トラビス・ダーノーに対して、初球から99.8マイル(160.6キロ)の豪速球を投げ込むと、一塁ファールゾーンへのフライに打ち取った。
本来であれば勝利を確信する場面だが、ここでひと波乱が起きてしまう。
ホームと一塁の中間距離に上がった打球に対して、捕手カイル・ヒガシオカと一塁手ドノバン・ソラノが反応。2人とも落下地点へ一目散に走ったことで、実況も「どっちも手を挙げている!」と思わず叫んだ。次の瞬間、わずかに先に捕球体勢をとったヒガシオカが捕球したが、ソラノも滑り込む格好となり、両者はそのまま交錯して倒れ込んでしまったのだ。フライキャッチ→歓喜の瞬間となるはずが、そこでわずかな“遅れ”が生じたのだ。
ウイニングボールをゲットしたヒガシオカはすぐさま起き上がってグラウンド方向へ駆け出したものの、直後に振り返って倒れたソラノの様子をうかがい、無事を確認して2人は抱擁。ようやく歓喜の輪が生まれた。
本拠地ペトコ・パークのファンが騒然となって沸き上がる中、マウンド上では改めて選手たちが集結していた。1点を争う緊迫の展開で最後に「ヒヤリ」とするドタバタ劇があったものの、パドレスはこれで2連勝。2年ぶりにワイルドカードシリーズを勝ち抜き、5日(日本時間6日)に大谷翔平が所属するドジャースとの地区シリーズ初戦を迎える。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
■大谷翔平 人気記事
・ドジャース(大谷翔平所属)試合日程・時間・放送予定 【2024シーズン】
・大谷翔平 成績・打席結果【2024シーズン】
・大谷翔平 ホームラン成績【2024シーズン】
・ドジャース大谷翔平 年俸推移・予想
・大谷翔平の速報・今日のニュースを見る
■Pick Up
・嫌われない広告とは?「ABEMA」のスポーツ×広告事例から紐解く
・スポーツコンテンツに適したの“ライブ特化型広告”って何?
・槙野智章氏と考える「スポーツ×マーケティング」の可能性