将棋の藤井聡太竜王(名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖、22)に佐々木勇気八段(30)が挑戦する第37期竜王戦七番勝負は10月6日、東京都渋谷区の「セルリアンタワー能楽堂」で第1局2日目の対局行われている。難解な一局は、先手の藤井竜王が主導権を握っていると見られており、今後の終盤戦に向けてさらに注目度が高まっている。
藤井竜王と佐々木八段がタイトル戦で初激突した注目のシリーズ開幕戦。本局は角換わりの出だしからじりじりとした神経戦へ展開した。超難解な進行となった中盤戦では、佐々木八段が1時間超えの長考を重ねるなど、持ち時間をたっぷりと投入。果敢な攻めを見せているものの、どの筋も佐々木八段にとってリスクをはらんでいるとあり、簡単には手が出せない様子だ。