【スーパーフォーミュラ】第6戦(決勝・10月12日/富士スピードウェイ)
スーパーフォーミュラでは2度のチャンピオンに輝いている野尻智紀と、F1の直下カテゴリのF2ではランキング4位となるなど実力は折り紙付きの岩佐歩夢が、TEAM MUGEN同士で一触即発のバトルを見せた。
決勝では、野尻が3番、岩佐が4番グリッドからスタートすると、2台とも抜群の蹴り出しを見せた。1コーナーでは、岩佐がイン、野尻がアウトから前走車を抜き去ると、オープニングラップから1番手に岩佐、2番手に野尻のTEAM MUGENワンツーの体勢となった。
そして、早くも1周目の最終コーナー手前から、野尻は岩佐へと仕掛けた。一時的にエンジン出力を上げるオーバーテイクシステム(OTS)を使用すると、岩佐に対してホームストレート上で一気に近づき、1コーナーでアウトから被せようとする。しかし、岩佐は一歩も引かず、1コーナーではトップを守る形となった。
一方、野尻はその後も冷静だった。OTSを入れっぱなしにしながらサイドバイサイドを演じると、岩佐は野尻を意識しすぎたためかブレーキングが遅れ、コカコーラコーナーでオーバーランを喫し、野尻はその間にトップへと躍り出た。
オープニングラップからTEAM MUGEN同士のこの熱いバトルを見て、ABEMAのコメント欄では「あぶねー」「バチバチだな」「同士討ち」「チーム内でバトルするのか」「のじさん容赦ない」と大いに盛り上がっていた。
(ABEMA『スーパーフォーミュラ2024』/(C)JRP)