将棋の第37期竜王戦七番勝負第2局は10月20日、挑戦者の佐々木勇気八段(30)が前日に封じた61手目を開封し、午前9時すぎに藤井聡太竜王(名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖、22)の手番で対局が再開された。
防衛4連覇を目指す藤井竜王に、自身初のタイトル奪取を狙う佐々木八段が挑戦する将棋界の最高峰シリーズ。藤井竜王の先勝で迎えた第2局は、福井県あわら市の「あわら温泉 美松」を舞台に争われている。
佐々木八段の先手で始まった本局は、意表の矢倉の出だしに。挑戦者の準備か複雑で難解な進行となった中盤戦では、互いにしっかりと時間を投じて長考に沈む場面もあった。積極的な姿勢を見せて攻めに出た佐々木八段に対し、後手の藤井竜王も局面を良くするために強く桂馬を跳ね強い意志を示していた。
激しい展開が予想される第2局2日目の進行で先に抜け出すのはどちらか。藤井竜王が開幕2連勝で防衛に前進するのか、佐々木八段がシリーズ序盤戦ですぐに追いつくのか。今後の展開から目が離せない。持ち時間は各8時間。
(ABEMA/将棋チャンネルより)