いよいよMLBのワールドシリーズ(WS)が日本時間26日から開幕。ドジャースとヤンキースの名門対決は、1981年以来実に43年ぶりの組み合わせだ。
なかでも注目されるのが両チームの主砲、大谷翔平とアーロン・ジャッジ。レギュラーシーズンでは、ともに54本と58本でリーグ本塁打王を獲得、打点王と合わせてリーグ二冠も達成してポストシーズン(PS)に乗り込んだ。迎えたPSで大谷は日本時間17日のメッツ戦でカットボールを捉えて右翼スタンド3階席に飛び込む豪快な3ランを放つなど計3ホーマーを記録。一方のジャッジも同16日に今PS初の弾丸2ランを放つと2戦連続となる劇的同点弾も飛び出し、ここまで計2本塁打だ。
ともに“凄い”のは周知だが、データ上では特長にどのような違いが見られるのか? 本稿では、データスタジアム社が「Baseball Savant」など様々なデータを参考に10段階で評価した両選手のパラメータから大谷 vs ジャッジを比較していく。
▼大谷翔平
パワー10/走塁9/守備※評価なし /選球眼8/ミート8/平均8.8/特能1:変化球得意/特能2:豪快なスイング/特能3:盗塁上手
▼アーロン・ジャッジ
パワー10/走塁6/守備5/選球眼10/ミート8/平均7.8/特能1:好球必打/特能2:150キロ以上◯/特能3:豪快なスイング
両者ともにパワーは「10」でミート「8」。ただ、特殊能力(特能)には違いも見られ、大谷の「変化球得意」に対し、ジャッジは「150キロ以上◯」がついている。大谷は今季の変化球打率でMLB全体3位となる.311をマーク。先にあげたHRもカットボールを捉えたものだった。一方、ジャッジは150キロ以上の投球に対する打率ランキングでMLB全体2位の.371を記録している。また、ファストスイング率(スイングスピードが120キロ以上だったスイングの割合)ランキングでは、ジャッジがMLB全体4位の75.1%、大谷も同8位の64.2%と高く、ともに特能「豪快スイング」の裏付けとなっている。
データはあくまで参考だが、様々な側面での比較が話題になるほど、驚異的な実績を残してきた大谷とジャッジ。名門の主砲はどんな活躍を見せてくれるのか。決戦の時は迫っている。
協力:データスタジアム(データ参照先:「Baseball Savant」)
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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