将棋の藤井聡太竜王(名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖、22)に佐々木勇気八段(30)が挑戦する第37期竜王戦七番勝負第3局が10月26日、京都市の「総本山仁和寺」で2日目の対局が行われている。注目の一戦は、白熱の最終盤へ。わずかに抜け出した藤井竜王が一気に押し切るか、佐々木八段が流れを変えるか。クライマックスへ向けて目が離せない。
 ともに1勝1敗で迎えた第3局。佐々木八段が封じた56手目の開封から再開された対局2日目は、早々に激戦へと展開した。引きつけて自陣をしっかり引き締めて対応。佐々木八段がペースを握るかと見られたが、藤井竜王は金に角をぶつける強手で挑戦者へ迫った。