10月16日にみずほPayPayドーム福岡で行われたパ・リーグCSファイナルステージ、福岡ソフトバンクホークス対北海道日本ハムファイターズの一戦で、ソフトバンク・栗原陵矢が放った“キレそうでキレない変態弾”が、野球ファンの間で話題となっている。
3-1、ソフトバンクが2点リードで迎えた5回裏・ソフトバンクの攻撃、1死走者なしの場面で打席に立った3番・ 栗原は、日本ハム先発の伊藤大海に対し、簡単に2球でカウント0-2と追い込まれるものの、勝負の3球目、内角高めいっぱいの厳しいところへと投じられた149キロのストレートに反応し力いっぱい振り抜くと、打球はライト方向へと高く舞い上がる大飛球に。やや強引に打ちにいった感もあって、そのまま大きく切れるかに見えたこの飛球に、打った栗原自身もその場に留まったまましばしその行方を眺めることとなったが、打球はファウルになることなく飛距離を伸ばして、そのままライトスタンドへと着弾。スタンドのホークスファンが歓喜する中、打たれた伊藤は、マウンド上で悄然とした表情を見せていた。